先週の金曜日のこと。
この日はあっちゅんクラスの読み聞かせデー。
今学期の読み聞かせスケジュールの打診が来た時(何日か候補があって行ける日を返答する)、
「10月23日」の予定を目ざとく見つけたあっちゅんが、オレの誕生日にして!!!と熱烈希望

希望が通ってこの日になったのでありマシタ。
で、今回選んだのは、
まじょにはクッキーおとうとうさぎ!あらすじは、
おばあちゃんうさぎのクッキーは森でいちばんおいしくて、
食べたひとは親切でやさしくなるので「しあわせクッキー」と呼ばれています。
おばあちゃんの家に泊まりにきたおとうとうさぎは、
森へでかけたおばあちゃんに忘れものを届けようと、クッキーを持って追いかけます。
でも、森には恐ろしい魔女がいて、おとうとうさぎは魔女につかまってしまいます。
おとうとうさぎは知恵を働かせて魔女を退治し、無事におばあちゃんうさぎのもとへ帰ることができました。
これね、今でもよく覚えてるんだけど、兄さんが小さい頃
(発行日からすると3歳だね)、ばーちゃんちの方にある百貨店の本屋さんで見つけて
(平詰みになってたから多分新刊で発売されたばかりだったんだろうな)、兄さんが一目惚れな感じで、この絵本がどーしてもほしい!!!ってなって買ったんだよね。
ちなみにこれはシリーズの第2弾で、いきなり「おとうとうさぎ」だから、1弾は「おにいさんうさぎ」とか「おねえさんうさぎ」のお話なのかな?と思って買った当初に調べたら、最初っから「おとうとうさぎ」が主役のお話だったよ。笑
(その後も続々シリーズが出てたのは知らんかった〜)
これ、スウェーデンの方が書いた、向こうで大人気の絵本らしくて、絵のタッチとか雰囲気がなんとなく日本の絵本と違っててね。どことなくオシャレというかデザイン性が高いというかなんというか。大人も好きな人はハマるだろうなーって感じ。
話も面白いから、兄さんはもちろんあっちゅんも一時期よく読んでいた。
で、今回、今の季節に3年生に読むのはどれがいいかなー…と本棚を漁ってたら、お!懐かしいこの絵本はぴったりだ!となり。
オバケとか出てくるし、色使いやらがなんとなくハロウィンっぽい。
そして1学期同様、兄さんの時は読み聞かせにはちょっと向かないレイアウトの絵本だなーと見送ってきたけど、今回もまたコロナ対策で電子黒板を使って大画面に映し出す方式の読み聞かせだから、むしろこの細かい絵やレイアウトはちょうどいい!とね。

まず最初に、
「いま10月だけど、10月といえばみんな何を思い浮かべるかなー?」
と聞いてみたら、たくさんの子が、
「ハロウィン!」「ハロウィーン!」
と即答。さすがイマドキっ子たち!
オバチャンだったら、10月といえば…食欲の秋?とか体育の日?と答えちゃうところだよ。で、この本はハロウィーンの本ではないけれど、オバケが出て来たりする絵本だよー、てなことを伝えて読み始めると…
やっぱりこの、見慣れない独特の絵の世界に子どもたちがグッと引き込まれてるのがわかる空気。
そしてちょっと可愛いお間抜けなオバケや明らかに怪しい女の人(魔女が化けてる)が出てくると、小声で笑ったり何か呟いたり。
おとうとうさぎが魔女にしあわせクッキーを食べさせると、みるみる魔女は縮んでゴキブリサイズになってしまう場面ではたくさんの笑い声が。
読後の感想ではたくさんの手があがり、たくさんの感想を聞かせてくれて、
最後は担任の「では今日誕生日の人に感想を言ってもらいましょう

」であっちゅんが指名されるという演出(?)も

あっちゅんが何言ったか覚えてないけど。笑
感想の中で「しあわせクッキーを食べたら魔女が縮んで小さくなったのが面白かった」って旨の感想がいくつもあったのだけど、
担任が〆に「みんなの中にも魔女が住んでるかも?その魔女は、しあわせだと思うことがあると小さく縮んでくんじゃないかなー」ってな感じのことを言い、それが結構子どもたちに響いたようで、なるほどーってな雰囲気に。
この絵本でそんな教訓的なのまったく思ってなかったので、さすがベテラン担任、ええこと言うやんけ

と心の中で拍手

そんなこんなで、今回も楽しい読み聞かせでござんしたー
あ、ちなみに今回、あっちゅんには何読むか内緒にして行ったんだけど、教室で絵本を出した瞬間、ああ!それかー!ってニヤニヤしながら呟いてた。笑
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