3,4ヶ月前くらいだったかなー、
オンライン授業がメインだった頃。
兄さんが、
「学校で俳句本を作ることになって、それの実行委員になり、カバー製作担当になった」
と言って、
そりゃあもう毎日毎日、来る日も来る日もスマホとにらめっこでデータ製作に勤しんでいた。
(パソコンで作りゃいいのにーと何度も言ったが、頑なに「スマホの画像編集アプリが使いやすい」と)どうやら国語の授業の一環で、
その担当の先生が主体になっての企画らしい。
その先生、初っ端の学校説明会とかその後も保護者会とかでは必ず司会を担当していて、
物腰柔らかなとてもユニークな先生でね。
兄さんは中1の時にその先生の授業がある日を楽しみにしていたほど。
(現在はそうでもないらしいけど。笑)んで、その俳句本が、先日やっと完成して持ち帰ってきた!

ジャジャーン

兄さん渾身のカバー!
ちなみに「120」は、学年の総人数。
背景の写真は学校の敷地内の並木道。
下の白影の雪だるまと花と月のイラストは、
「1組が雪、2組が月、3組が花」
のテーマで俳句を選んだり作ったりの括りがあったので。

もっと手作り感あふれる感じだと思ってたら、すっごいちゃんとした文庫本でびっくり!


裏表紙も「本物の文庫本っぽく」と、ISBNコード作って載せたりして兄さんが試行錯誤して作ってたヨ。
(価格は¥99999。笑)

さらに、カバーの折り返しのところにも「本物の文庫本っぽく」の工夫がアレコレ
(前述の国語の先生の名前が「石鍋先生」)
帯もちゃんと付いてたし、カバーを取った本体の表紙は他の子が書いたカラーイラストが。
帯の内側の書評みたいなのとか、カバーの見返しの著者やら著書やらの情報も凝ってる!
(カバー関連は全部兄さんが考えたって。帯と表紙は他の子だけど)
「The 中学生」って感じだなー

QRコードで飛べるthanksページまであったよ。
しかしほんと、あまりにもしっかりした「文庫本」で、そのクオリティーに本気でびっくりしたよー!
で、肝心の中身は、全員が見開き2ページ分を使い、
右ページに自分が選んだ著名人の俳句3つの紹介と、何故この句を選んだか等の説明、
左ページに自分で読んだ句と、自己解説と同級生からの評が2つ載っていた。
全てはオンライン上で、データ上でのやりとりで学年全員から集めた俳句と評。
みんなそんなにPC慣れしてるわけではないので、ここはかなりの苦労があった模様。
全員、俳号(ペンネーム)で書いてるから本の終わりの一覧表をみないと誰が誰だかさっぱりわかんないしね。
で、
中にはその世界観にワァ…と舌を巻くような作品もちらほら。
思いもよらないような豊かな表現力だったり、着眼点が非常に斬新だったり。
そして我らが兄さんの俳号は、なぜか、「最上川たけし」…笑
(そして何故か最初に英文)
(牡蠣ご飯、食べたことないと思うw)いろいろ突っ込みたいし、いろいろ聞きたいけど、
お年頃ゆえ触れて欲しくないオーラがすごいので詳しくはわからんが、
ま、とにかく、本人たち(特に兄さんのように製作に深く関わった子たちには)とても思い出深い1冊となることでしょう

将来同窓会とかで懐かしのネタになるのでは。
そんなこんなのステキ俳句本の話でござんした。

オマケ。
俳句ではなく短歌なのだけど、母のお気に入り本のご紹介。
去年の自粛中に買い、
今もたまーに寝る前に手に取っては何度となく読み返しているのが、
俵万智さんの短歌集「未来のサイズ」。

カバーに載ってる代表的な作品以外ににも、
心に染み入る素敵な作品がたっくさん。

とーってもおすすめっす
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